「こんな幸せなことはない」というのが、デュフォー先生の授業を受けた学生たちの感想でしょう。
2004年9月14日から16日の3日間、独立時計師フィリップ・デュフォー氏の模擬授業(以後「ワークショップ」)が本校で行われました。デュフォー氏はスイス「独立時計師協会」のメンバーで、時計を歯車から1つ1つ手作りする数少ない時計師です。「グランソヌリ・プチソヌリ・ミニッツリピーター」に代表されるような超複雑時計と、近年取り組んでいる“パーツの仕上げが美しい”「シンプリシティ」(写真1)が、彼の時計です。規格ものの時計製造に関する最高品質基準というと「ジュネーブシール」(注1)が有名ですが、デュフォー氏は仕上げを全て手作業で行うため、完成度は更に高まります。(写真2) |
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写真1: |
デュフォー氏、近年の代表作「シンプリシティ」 |
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