彼の腕のすごさを見せたいので、細部を見てみよう。
まず胴体だが(写真2、実寸は縦5cm)これはまず原型をスカルピーというオーブン粘土でつくり、これからシリコンで雌型をとり、そこにレジンを流して固める。着色はスプレーと筆塗りで行われる。その後、粉末の塗料でマット仕上げとし、昆虫の腹の実感を出している。写真2の脚の部分は、まず折り紙と塗料で原型をつくり、シリコンで型をとった後、雌型の部分にレジンを流し込んでつくる。
爪部は紙とティッシュでこよりを作り、それを接着剤などで固めて1つひとつ作っている。あまりにリアルにつくられているため、昆虫が苦手な人には、見ていて気分が悪くなるので長くは見ていられないという人もいるほどだ。
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